医学部の地域枠ってずるい?ずるくない?
こういった疑問にお答えします!
ガッシー
医学部は夢のある学部。
そんな勇気ある一歩に挑戦していること自体素晴らしいです!
でも、医学部の地域枠って倍率低いこともあるし、奨学金ももらえてずるいイメージありますよね。
そこで本記事では医学部受験を考えている方向けに、
医学部受験で地域枠はずるい?ずるくない?
を現役医学生の筆者が解説していきます。
筆者自身も地域枠で医学部受験した受験生を指導した経験があり、地域枠で医学部に入学した友達から聞いた情報もお話していますよ
本記事を読めば、あなたが知りたい情報をゲットできます。
3分程度で読み終わるので、最後まで読んでいただけるとありがたいです!
【医学部受験】地域枠で受験するのはずるい?ずるくない?
先に結論をお伝えすると、地域枠での医学部受験はずるくないと筆者は考えています。
むしろ、地域枠での受験は将来的に見てデメリットの方が大きいです。
詳しい理由を解説します!
医学部受験を地域枠で受験するメリット
地域枠を使った医学部受験のメリットは大きく以下の2つでしょう。
- 受験において有利になる可能性(倍率が低い、筆記試験免除など)
- 医学部在学中に奨学金をもらえる
1に関しては、実はそこまで大きなメリットではありません。
たしかに、受験時に多少有利かもしれませんが、それでも医学部受験。
一般の学部と比較して倍率が高く、行われる試験も難しいことが多いです。
全国の優秀な学生との競争であることは変わらず、難易度は依然として高いと言えるでしょう。
2に関しては大きなメリットです。
場合によっては月10~20万円ほどの奨学金をもらえることもあり、学費だけでなく生活費もまかなえる人も。
多額の奨学金をもらえず、学生時代に苦労する人もいることを考えると、安定した奨学金は学生生活を有意義に過ごせる大きなメリットになります。
返済不要(一定の条件を満たせば)の奨学金をもらっている人は、無駄にバイトをしなくていいので時間に余裕がある人が多いです。
その分を勉強や課外活動に当てることができる医学生を見ると、ちょっとずるいなと思うこともあります…
医学部受験を地域枠で受験するデメリット
地域枠での医学部受験にはメリットだけでなくデメリットもあるのが事実。
詳しくは以下の記事でも紹介していますが、
以下のようなデメリットがあります。
- 専門医認定されない可能性(2022年度より)
- 初期研修先が見つからない可能性(2022年より)
- 制度が年々変わっていく
- 将来の進路を自由に選べない
地域枠の学生は一定期間を地域病院にて過ごすことが義務付けられていますが、人口減少が進む地方では十分な経験を積めないという事態が発生しています。
そのため、専門医を取る上で苦労したり、進路の選択肢が狭まってしまうなどの不利な面が多いです。
また、地域枠の制度は毎年のように変化しており、
地域枠を離脱する学生を厳しく罰する制度へと変更されていっています。
学生に対する罰則だけでなく、その人を採用する病院側にも罰則が加わっており、外堀をどんどん固められている印象です…
現代版の『人身売買』『奴隷制度』だと批評されることもあるくらい…
あなたが医学部を過ごしている6年間でも地域枠の制度はどんどん厳しくなり、入学時と卒業時で全く別のものになる可能性が高いでしょう。
そんなリスクを考えると、地域枠はメリットよりもデメリットの方がはるかに大きいです。
医学部への地域枠受験を『ずるい』と思う気持ちも分からなくないですが、
長期的な目線で見ると地域枠の学生のほうが一般受験枠の学生を『ずるい』と感じるはず。
筆者は現役医学生として地域枠での受験はおすすめしません。
地域枠で入学している友達の話を聞いている、本当にそう思います。
そんな『ヤバい』地域枠の実態は以下の記事も合わせてご覧ください。
【まとめ】医学部受験の地域枠はずるい?ずるくない?
本記事では現役医学生の筆者が、
医学部受験で地域枠はずるい?ずるくない?
について解説しました。
結論を言うと、医学部の地域枠受験はずるくないと考えます。
理由はメリット以上のデメリットがあるからです。
地域枠は現代の『人身売買』『奴隷制度』と形容されるほどデメリットが多いです。
最後に本質的なことをお伝えします。
地域枠の受験生ずるいな…倍率低そうだし試験も楽そうだし…
と思う気持ちも分かりますが、そんな時間がもったいないです。
たしかに地域枠にメリットがあるのも事実ですが、
長期的に考えればデメリットの方がはるかに大きいと考えられます。
目の前の試験のことだけでなく、医師として働く40~50年を充実させたほうがよくないですか?
あくまで一人の医学生としての考えです。
地域枠を否定するつもりはありませんが、長期的な目線で考えることも大事ですよね?
地域枠をずるいと考える暇があったら、まずは自分の勉強を優先しましょう。
他人の人生に嫉妬しても自分の成績・点数が上がるわけでもありません。
当ブログでは医学部受験のためのおすすめ勉強法や学習塾なども紹介しているので合わせて参考にしてみてください!
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勇気を出して挑戦してみましょう!