医学部面接で『最近読んだ本は?』と聞かれたどう答えたらいい?
こういった疑問にお答えします!
ガッシー
医学部は夢のある学部。
そんな勇気ある一歩に挑戦していること自体素晴らしいです!
でも、医学部面接で「最近読んだ本は?」と聞かれても困りますよね…
受験勉強で忙しくて本なんて読む暇がない…
そこで本記事では医学部受験を考えている方向けに、
医学部面接で「最近読んだ本は?」と聞かれたときの回答
を現役医学生の筆者が解説していきます。
筆者自身も医学部受験生を経験しており、100人以上の受験生に関わってきた経験からもお話していますよ!
本記事を読めば、あなたが知りたい情報をゲットできます。
3分程度で読み終わるので、最後まで読んでいただけるとありがたいです!
医学部面接で「最近読んだ本は?」と聞かれる理由
そもそも、医学部面接で「最近読んだ本は?」と聞かれる理由は何でしょうか?
さまざまな理由がありますが、以下のようなものが大きいです。
学習意欲や知的好奇心を見ている
医学部側から見てみると、入学してからも学習意欲や向上心を持っている受験生を求めています。
そのため、本を通じて学ぼうとしているか?という点を面接で確認しています。
論理的な説明・コミュニケーション能力を見ている
医学部面接で「最近読んだ本は?」と聞かれて、何も答えられないと気まずいですよね…
逆に「この本は〇〇という内容で、△△という内容を学べてためになりました」とハッキリいえる受験生は間違いなく評価が高いです。
論理的な説明能力、質問に対するコミュニケーション能力を測っていると言えるでしょう。
受験生の人柄・特徴を見ている
最近読んだ本を通じて、受験生の興味や思考を見ようとしている意図もあります。
自然科学や医学に関する本を読んでいると面接官にもグッと来るものがあるかもしれません。
時間管理能力を見ている
面接官にとっても医学部受験生が忙しいのは百も承知です。
その中でも1冊の本を読むくらいの時間を生み出せるか?という点が評価項目になっています。
医学部に入ってからの忙しい勉強でも、自分を成長させていける余地があるのかを確かめているのでしょう。
アイスブレイク・緊張をほぐすため
特に面接の前半で行われる場合は、受験生の緊張をほぐすためのアイスブレイクとして問われているかもしれません。
Q.「最近読んだ本は?」➔A.「読んでません」はマズイ?
上で紹介したような理由から「最近読んだ本は?」と聞かれた際、
無言になってしまったり「読んでません」というのはマズイです。
面接官としては受験生の『人となり』をチェックしたいのに、その材料がありません。
つまり、評価・採点の材料がないということ。
プラスポイントがないため、マイナスにならざるを得ません…
医学部面接で嘘をつくのはマズイとされていますが、この点はうまく言い繕ったほうがいいでしょう。
たとえば、以下のように言ってみるのもおすすめです。
申し訳ないのですが、ここ数ヶ月は受験勉強に力をいれており、本を読む機会はありませんでした。
それ以前の話ですと、〇〇という小説や△△という科学に関する本を読んで面白かったです。
〇〇は主人公が陸上競技を通じて成長していく物語なのですが、あくまで個人として戦うスポーツでも部活動を通じてチームとして成長していく様子に感銘を受けました。
また、スランプや難しい局面にあたっても諦めずに行動し続けることで、道は開けるということを学べたと思います。
…
医学部受験まで(18年くらい)生きていたら、本の数冊くらいは読んだことがあるはず。
『最近』の範囲は自分で決めていいので、読んだことのある本について話せば十分ですよ!
【これはNG】『最近読んだ本は?』に関する注意点
実際に読んでいない本は紹介しない
実際に読んでいない本をあたかも読んでいるように答えるのは絶対にNGです。
追加質問や深堀り質問で矛盾が生じると嘘がバレてしまいます。
嘘がバレるとあなたへの信頼は激減…
残念ながら評価もだだ下がりになってしまうでしょう。
マンガ・ラノベ・雑誌は望ましくない
一般的に『本』というものの中にマンガやラノベ、雑誌などは含めません。
面接を通じて知りたいのはあなたが考えたことや医学部の勉強でも通じるような知的好奇心。
さらにはその本を通じてどういうことを学んだのか?ということです。
単なる『趣味』の本は、あなたの楽しみに過ぎず、面接官が知りたいものではありません。
本の内容・あらすじだけを述べる
面接官は本を通じて物事への興味や思考力を見ています。
本の内容やあらすじを聞いているわけではなく「なぜその本を読んだのか?」「その本を通じてどういうことを知ったのか?」を知りたいのです。
逆にここをしっかり答えられるのであれば、小説や科学書・ビジネス書など分野は何でも構いません。
「本は読まない」とだけ回答する
先述しましたが「本は読みません」とだけ回答するのは絶対にNGです。
面接官としては採点のしようがなく、評価ポイントがないからです。
【医学部面接】面接前に読んでおきたいおすすめ本を現役医学部生が紹介!
すばらしい人体
人体の仕組み、病気になる理由、体が治療されていく様子などなど…
ありとあらゆる医学的な内容を知れるおすすめの1冊です。
かなり細かい内容もありますが、一般向けに書かれているだけあって本当に分かりやすいです。
それでいてめちゃくちゃ興味を惹かれて面白く、知的好奇心をくすぐられます。
現役医学生でも読み始めると止まらなくなる面白さがありました。
医学部を目指す方にもぜひ読んでもらいたい1冊!
診断 謎の症状を追う医学ミステリー
診断が難しかった患者さんに対し、その診断の流れを一般の方向けに解説している本。
医学的な内容も多いですが、医療関係者じゃなくても読むことができますよ!
医師がどのように考え、対処しているのかを学ぶことができます。
謎解きゲームを解いているような感覚で臨場感が伝わってきて面白いです!
選べなかった命
出生前診断というかなり繊細なテーマをさまざまな立場から綴った1冊。
ほんとうにめちゃくちゃ考えさせられた1冊でした。
医学・医療に関連する分野は人の命・健康に関わるからこそ難しいテーマがあるのも事実。
そんなテーマに対し医療者は立ち向かう必要があり、入試問題や面接でも問われることが多いテーマです。
出生前診断・先天性疾患についてこの1冊でめちゃくちゃ考えられるはず。
医療者を志すなら必ず読んで欲しいおすすめの1冊です!
神様のカルテ
タイトルだけなら聞いてことがあるのではないでしょうか?
地域医療に従事する主人公が歩む、心温まる物語。
実はテレビドラマ化されており、本を読まずにドラマを見るという裏技が使えます。
ドラマ化・映画化された小説を休憩時間に見る裏技も実はおすすめ!
夢をかなえるゾウ
小学校・中学校で読んだ方もいるのでは?
夢をかなえるための教訓が分かりやすく紹介されており、医学部を目指すあなたにも役立つ内容があるはずです。
昔読んだことがある方でも、改めて読んでみると違った印象を抱くと思いますよ!
FACTFULLNESS
全世界でベストセラーになった、データの正しい見かたを学べる1冊です。
コロナ渦でも顕著になった、情報を正しく理解するための能力・情報が真実なのかを見極める力の重要性を学べます。
昨今の医療情勢だからこそ、医学部受験生なら知っておきたい内容が盛りだくさんです!
やり抜く人の9つの習慣
ベストセラーになった自己啓発書で、面接官の中にも読んでいる人は多いでしょう。
トップアスリートも行っているような「良い習慣づけ」の実践法が解説してある1冊です。
面接におけるネタとして使えるだけでなく、長い受験勉強をうまく続けるコツも学べて自分のためにもなりますよ。
【まとめ】医学部受験で「最近読んだ本は」と聞かれたら?
本記事では現役医学生の筆者が、
医学部受験で「最近読んだ本は?」と聞かれた時の回答
を解説しました。
「読んでません」と答えるのはNGですが、何かしら読んだことのある本を話せればOK!
なぜその本を読んだか、その本から何を学べたかを答えられたら十分です!
最後に本質的なことをお伝えします。
勉強が忙しくて本なんて読む時間がない…
と悩む気持ちも分かりますが、悩む時間がもったいないです。
冷静に考えれば、本は一日15分でも続けていけば数週間で読み終えられます。
一気に読もうとすると時間はないですが、毎日少しずつなら無理なことでもないですよね。
また、医療に関する本や小説を読んでおけば面接のネタにできるだけでなく、
医学部受験へのモチベーションを高められる可能性もあります。
長期的に考えれば、1冊くらいの本を読んでみるメリットは大きいですよ!
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悩み続けている間に、大学受験のライバル達はどんどん医学部受験へ準備を進めています。
悩み続ける前に、医学部合格に向けた本質的な準備を進めましょう!
医学部合格は特別な体験。筆者も一生忘れられない瞬間になりました。
あなたは100%準備できている自信はありますか?
勇気を出して挑戦してみましょう!